ご出演　映画監督　錦織良成さん


島根県を舞台にした作品「白い船」、「うん！何？」、「RAIL WAYS」、「渾身」、「たたら侍」、「僕に、会いたかった」、「高津川」ほか多数。

山陰にはなんでもない日本海や水の美しさ、食べ物、コミュニティーの重厚さなど、都会にないものが残っている。医療体制も単に技術だけでなく、看護師さんと患者さんとの距離が近く、都会では考えられないくらい、患者さんの情報量が豊富で、何かあった時のセーフティーネットが厚い。
地元であたりまえの家族間の距離の近さが都会では崩れ去っているときにコロナが来た。
狭い空間に閉じこもり、人と会わずに仕事。そのため都会ではコロナうつが多発している。
都会に行かないと何もできないと思い込んでいたものが、リモートになって地元でも案外、できている。
デジタル化が進んだとき、山陰では豊かに暮らせる。何をとるかという時代。
最新作「高津川」(4/3公開)もコロナの影響を受けている。高津川流域で暮らす人々の物語。日本の縮図がここにある。作品は「豊かさとは何か」を問うている。

カニラー(リスナーからの質問・どしどしお寄せください！)
監督は映画のテーマをどのように見つける？次回作は？
本編はぜひ、radico、YouTube公式チャンネルで。

写真提供　フォトグラファー　中村　治さん