山陰放送は、昭和２９年３月１日、それまでＮＨＫしかなかった山陰地方で初の民間放送「ラジオ山陰」（略称はＲＳＢ）として開局、 米子市東倉吉町でラジオ放送を始めました。
やがてテレビが普及し、昭和３４年１２月にはテレビ放送を開始、それにともない 現在の西福原に新社屋を建設、移転し、昭和３６年 ６月１日からは社名を「山陰放送」、略称をＢＳＳと改め、 山陰地方で唯一のラジオ・テレビ兼営民間放送局として発足、今日にいたっています。

ラジオは、昭和４０年代なかばからいち早く、ニュース、交通情報、町や村の話題やお知らせなど、 生活情報をお届けする生ワイド番組を開発・放送し、今日の生ワイド全盛のさきがけとなりました。
開局以来の長寿番組「音楽の風車」は、いまなお放送が続く世界屈指の長寿番組で、 山陰を離れて遠くにお住まいの方が久し振りに 里帰りなさった際に、当時と変わらぬテーマ曲を聴いて故郷を実感したなどと、 たくさんのお便りをいただきます。ラジオの自社制作比率は４５％を超えています。

テレビでは、昭和５２年から他局にさきがけてローカルワイドニュース「テレポート山陰」を放送するなど、 一貫して地域に密着した番組の制作に力を注いでいます。

これからも「地域の共感と信頼を得た情報企業」をめざし、より一層の努力をしてまいります。