物価高騰による厳しい経営環境が続く中、賃金引上げと生産性向上、人材育成等の課題が企業につきつけられています。
この番組では、毎回、県内企業のトップがご出演いただき、持続的な賃上げや生産性向上等についての取り組みに迫ります。
事業発展へのヒントを見つけてください。

宇田川

宇田川修一(BSSアナウンサー)


第1回「賃上げ・価格転嫁 応援ラジオ」

2025年07月28日(月)


ご出演 
境港市にある水産加工会社、「アジフライカンパニー」として知られる
角屋食品の代表取締役、角谷直樹さん。

境港市出身の46歳。農学博士、経営学修士をお持ちです。



 
経営者にとって「賃上げ」はシリアスで重大な経営課題。
労働人口減少のなか、人材を取り合う形で賃金は上がってしまう。
固定費が上がる賃上げ分、例えば5000万円から7000万円にアップした場合、
差額の2000万円をどう獲得、創造するかつきつけらけている。
 

時給で50円アップしたとします。
50人の従業員がいた場合、50人×50円×8時間労働×250日=500万円が必要。
しかも、残業代と社会保険料は別。このインパクトは大きい。
 

また、米の価格が1.5倍から2倍にあがっても消費者は購入するが、
アジフライが1パック500円から700円になった場合、買ってもらえるかわからない。
価格転嫁の結果、商売がなくなるかもしれない。
 

まずは、クイックターンで業績を把握する必要がある。
利益率がどうなっているのか、月単位で把握が必要。
決算後に初めて赤字かどうかが判明する。対策を打とうにも手遅れ。
会計的な知識、学びが必要となる。
一方で、商品に付加価値を付け、どうおいしそうに見せていくのか、
マーケティングやブランディングの知識、学びも必要となる。
 

賃上げを実現しながら、こうした局面を打破するために、実際に角屋食品が打った手とは?
詳しくは、次回の放送、8月25日(月)18:30からの放送をお楽しみに!



もう一度、聴きたい方はradiko、podcastで!
podcastでは、7/29(火)午後からロングバージョンを配信します!


 

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