2026年08月15日(土)
ご出演:鳥取大学医学部法医学分野教授 飯野守男さん

法医解剖医である飯野先生。5月に広報誌「カニジル」がきっかけで『法医学教授が教えている 死体の授業』を出版。 交通事故よりもお風呂場で亡くなるケースが多いことや、自殺と断定できないケースなど、もっと法医学の現場で起きていることや、一般の人に法医学や日本の死因究明制度について知っていただくよい機会と考え、この本を執筆。 本書の内容の多くは、鳥取大学医学部医学科4年生を対象に行っている「法医学」 の講義資料から抜粋したり、講義中の雑談を思い起こしたりしながら、一般向けに 書き換え。「法医学者」という職業は、医師でありながら病気を診たり治したりはしない、医療界の異端児とも言える存在で、その数も少なく「絶滅危惧種」と例えられることもあります。 しかし社会的影響は大きく、事件・事故における死因の判断を担っており、社会を 維持するうえで欠かせない存在です。 また、多くの死に向き合ってきた経験を、生きている方々に還元し、死の予防に 役立てたいと考えているそうで、特に「高齢者の入浴中の死」を減らしたいと いう思いがあり。年間2万人以上とも言われる入浴中死亡を少しでも減らす ことができれば、法医学者であっても、医師として人を救ったことになると考えているんです。