1975年、千葉県出身。
東京理科大学理工学部卒業後、2002年大阪大学大学院薬学研究科にて博士号を取得。
免疫の研究を重ね、2012年からドイツ国立リウマチ研究センターで
グループリーダーを7年半務め、2020年、鳥取大学医学部の教授に就任。
常世田先生の研究のテーマは『免疫』です。
体内に侵入する細菌やウイルスなどの異物から体を守る生体防御システムのことを言います。
病原体から体を守るための仕組みが免疫なんです。
そして、免疫システムは大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。
自然免疫は、生まれつき体に備わっている免疫です。異物が侵入するとすぐに攻撃・排除します。
一方で、獲得免疫は、一度侵入した病原体を記憶し、次に同じ病原体が侵入した際に効率的に
排除する仕組みの免疫です。
麻疹や水ぼうそうなど、一度かかるとかかりにくくなるのはこの獲得免疫の働きによるものです。
この免疫の中でも、常世田先生の研究のキーワードは、「免疫記憶」と呼ばれるものです。
ワクチンにも利用されるという「免疫記憶」なるものとは?
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