第631回 山陰放送番組審議会 2022年6月2日
<議題>
■開催日時 2022年6月2日(木)
■場所 BSS山陰放送 大会議室 (リモートによる会議)
■テレビ自社制作番組「スーパードクターはいらない」
~密着!鳥取大学医学部附属病院 救命救急センター~
2021年12月27日(月)18:00~18:55放送分
<委員の主な意見>
・過疎化の進む地方の医療にとって、非常に重要なテーマの内容だ。
・大都市圏を除けば全国ほぼ共通している問題だと思うので、地域の救急医療にどんどん切り込んでいき、追い続けていって、全国を視野に入れたようなドキュメント番組を期待したい。
・救急医療の中でもやけど治療にフォーカスをあて、しっかりと組み立てられた番組だと感じた
・タイトル通り、先生がスタッフを率いるということではなく、全員がチームとなって奮闘する様子が伝わり、テレビの力を感じた。
・カット割りによって、人のやろうとしていること、考えている事を上手く表現できるのだと思った。
・見終わった後、「スーパードクターはいらない」というタイトルと、番組内容とのずれを感じた。
・上田医師のアクションを受けて、チームがどう成長してきたかということを強調した方が、タイトルと印象がもう少し一致するのではないかと思った。
・「救急救命」と「やけど治療のスペシャリスト上田医師」の両方の要素が入り混じっていて、一番伝えたかったテーマは何なのか分かりにくかった。
・若手の育成やチーム医療に焦点を当てた方が、テーマに沿った内容になったのではないかと感じた。
・取材は丁寧だったが、つなぎの言葉が不足していていきなり画面が変わる印象を持った。
・「ナレーションが全体的に重たいという意見」と「淡々と事実のみを伝えていて良かったという意見」(※両方の意見あり)
・病院長のコメントをもっと早い段階で出していれば、なぜ鳥取大学に上田医師が来たのか、違う目線が広がったと思う。
・最後の上田医師のヘリポートに立つシーンは取って付けたようで、わざとらしかった。
・やけどの映像は最低限ないと伝わらないと思うが、生々しく強すぎるところがあったので、映像が出る前のテロップをもう少し大 きく注意喚起した方がよかった。
・今の鳥取県の救急医療の課題や改善を客観的なデータを添えて将来展望を示していただけたらなお良かった。
【出席委員】
副委員長 足立珠希
副委員長 木村隆之
委員 安喰哲哉
委員 尾﨑米厚
委員 山口美紀
委員 吉田博紀
【書面による出席】
委員 長岡秀樹