8月4日、高校野球夏季島根大会が閉幕。
今回も中継にたずさわらせてもらいました。

5月、コロナの影響で甲子園大会の中止が決定。
登校できない日々。活動の自粛など学校により対応は様々ですが、
球児の気持ちを考えると胸が締めつけられます。
そんななかでも高いレベルですばらしい試合の連続でした。
複数の関係者に話を聞くと、
3年生にとっては、高校野球にけじめと区切りをつける試合。
この苦難をみんなで乗り越えようと気持ちをひとつに野球に向き合ったといいます。
試合後、敗れたチームのラストミーティング。
「ここまで野球をさせていただいたすべてのみなさんへ感謝します。そして、野球ですべてが終わるわけではない。立派な大人として新たな一歩を踏み出したい!」ある高校の主将が保護者に向かって決意を述べていました。
インターハイなどの全国大会が軒並み中止。
しかし、現実を受け止めて次に向かう若者の姿にたくさん触れました。
2年ぶりに39校の頂点に立った益田東高校は部員数も多く、
3年生43人が試合毎にベンチ入りメンバーを変更して臨みました。
決勝戦開始直前に益田東の保護者の方に話を聞くと、
母親は大阪から、父親は単身赴任先の香川から決勝を観戦に出雲へ。
「前日
"おかん、ベンチ入りあかんかったわ。ごめんね"ってメールがありました。
でも出雲に来ない理由はありません。彼の雄姿とチームの勝利を願って応援に来ました」と。
「規律正しい寮生活のおかげで、両親に感謝の言葉を口にしたり
手紙を書いたりする素晴らしい息子になりました」
誇らしげに語るお母さんの姿にこみ上げてくるものがありました!
2020年の夏。ただただ失望の夏ではなく、どん底から這い上がる決意をした希望ある夏にしてほしい。
学ぶことたくさんの夏。人生という
試合はまだまだプレイオンですからネ!!!。