伊藤 ユキ子
いとう ゆきこ
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スイスからの便り

2015年12月08日

高校時代の親友がスイス人と結婚。
いま、ドイツ語圏のトゥーンという町に住んでいます。
首都ベルンから電車で30分ほど南下したところです。
中世のお城、石畳の通り、家々の窓辺を彩る花々・・・。
が、何より素晴らしいのは、トゥーン湖をはさんで眺める山々の雄姿でしょう。
アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山がそろい踏みしているのです。
景色を見ているだけで心が清々しくなっていく。

さて、そんなトゥーンに暮らす親友から便りが届いたのですが・・・。
EUに加盟していないスイスでもシリアからの避難民を受け入れているのだとか。
小さな町、トゥーンにも600人が押し寄せ、、
軍隊や民間防衛隊の施設が彼らの仮住まいとなっているようです。
しかも、ひとりにつき1日11・5フランのお小遣いも支給。
高い、高い健康保険料や税金も難民は無料です。
国民が勤勉に築いてきたスイスの繁栄を
揺るがしかねない事態だと、わが親友は憂慮していました。
それに、テロの可能性だって否定できませんものね。

シリアからの避難民のニュースも、
日本にいると、まだ他人事のようなところがありますけれど、
スイスもヨーロッパに位置する国、
すぐそばで起きている出来事なのだと痛感してしまいました。

19日放送の担当番組「シニアの扉」では、
「恐怖のない世の中であるように」との願いを込め、
ジョン・レノン&ヨーコ・オノの「ハッピー・クリスマス」を
お届けする予定です。ぜひお聴きくださいませね。


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